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安全な冬山登山を!

今年もあと4日のみとなりました。
山岳センターの事務所から見える大町公園には、雪がありません。
先週の寒波は、ここ大町にはあまり雪をもたらしませんでした。

さて、昨日は今年度2回目の「安全登山オンライン講座」を開催しました。
長野県警察山岳遭難救助隊 副隊長の母袋さんをゲストにお迎えして、
雪山の遭難事例から、雪山の安全登山を学びました。

現場の救助体験を基づいたお話は、やはり説得力があります。
センター職員も、改めて安全登山について考えさせられる貴重な時間となりました。
母袋さんが挙げた「登山者に必携してほしい救急用アイテム ベスト3」は、
ツエルト、ヘッドライト、バーナーの3種。
この冬、登山を計画している方は、ぜひ携行を!

このブログを書いていると、地元の山岳会所属のIさんがセンターに立ち寄りました。
本日、北アルプス後立山の小遠見山(2,007m)まで登って下りてきたとのこと。
積雪は、膝上くらい。深いところでは胸くらいであったそうです。
里は雪の少ない今シーズンですが、山の上は例年並みといったところでしょうか。
この年末年始、気温の上下が激しく不安定な天候になる予報が出ています。
こんな時は要注意!
山行を計画されている方は、事前の気象情報の確認を怠らないように。

五竜岳の武田菱が見えますね。

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山岳総合センターの今年の営業は、本日まで。
今年一年、皆さんの登山はどうだったでしょうか。
コロナ明けで登山者が増えたことはうれしいことですが、
残念なことに、長野県内で発生した山岳遭難は統計史上最多となってしまいました。

年末年始を前に、長野県警山岳安全対策課からは、
①事前の気象情報の確認
②余裕を持った計画
③装備品の携行
④雪崩に対する警戒
⑤登山計画書の作成と共有  の具体的な注意点が出ています。
今一度、登山の基本に立ち戻って「しっかり準備」を心がけてください。

新しい年、山岳センターとしても、少しでも山岳遭難が減るよう努めていきたいと思います。
2024年もよろしくお願いいたします。


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