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木曽地域の成り立ちを知ろう!(ハラヤマ探偵団・木曽編)

この週末は、原山智先生を講師に地質について学ぶ「ハラヤマ探偵団」を開催!
今回は、木曽地域をめぐりながら、火山活動や河川地形、花崗岩がつくり出す景観について学びました。

1日目は、木曽町の「さとテラス三岳」からスタートしました。
こちらでは、御嶽山火山マイスターの山本さんに、御嶽山の成り立ちや火山活動についてご説明いただきました。地学の先生でもある山本さんのお話は、専門的な内容も大変分かりやすく、御嶽山という火山をさまざまな角度から知ることができました。

特に興味深かったのが、御嶽山の噴火と「チバニアン」との関係です。

約77~78万年前に起きた御嶽山の大規模な噴火による火山灰は、遠く離れた千葉県の地層からも見つかっています。この火山灰は、地層の年代を比較するための重要な手がかりの一つとなり、地質時代「チバニアン」の研究にも役立てられました。木曽の火山活動が、遠く離れた地域の地層や地球の歴史とつながっていることに驚かされます。

また、2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火災害についても学びました。
展示を見ながら、多くの登山者が巻き込まれた災害を振り返り、活火山に登る際の備えや、噴火災害の記憶を伝え続けることの大切さを改めて考える機会となりました。

続いて訪れたのは、上松町の赤沢自然休養林です。

美しい木曽ヒノキの森を歩きながら、「なぜ赤沢の川底は、これほど平坦なのだろう?」という疑問を先生から投げかけていただきました。

一見すると穏やかな森の風景ですが、原山先生の解説を聞きながら、改めて地形や岩に注目すると、この場所がどのように形づくられてきたのか、ヒントが隠されていました。

地質だけでなく、木曽ヒノキを中心とした林業の歴史についても学びました。
赤沢の景観は、自然の営みだけでなく、長い年月にわたる人と森との関わりによって育まれてきたものでもあります。

「赤沢森林鉄道」にも乗車しました。かつて木材の運搬に活躍した森林鉄道に揺られながら木曽ヒノキの森を進み、林業の歴史と森の景観を体感することができました。車窓から眺める渓流や森林も美しく、学びと楽しさの詰まったひとときとなりました。

2日目は、国の名勝「寝覚ノ床」へ向かいました。

巨大な花崗岩と、その間を流れる木曽川がつくる独特の景観を前に、まず皆で「なぜ、この場所にこのような地形ができたのか」を考えました。

その後、原山先生から、寝覚ノ床の成り立ちを読み解く「ハラヤマ説」についてもお話しいただきました。
目の前に見える岩盤の形や川の流れ、周囲の地形を観察しながら説明を聞くことで、壮大な景観の背景にある川の侵食や大地の変化を、より具体的に想像することができました。

当日は雨による増水のため河床の近くまでは行けませんでしたが、少し離れた場所から寝覚ノ床全体を見渡しながら、じっくりとお話を伺うことができました。

最後に訪れたのは、エメラルドブルーの清流で知られる阿寺渓谷です。
テーマの一つが、「なぜ阿寺渓谷の水は青く見えるのか?」ということでした。

当日はあいにくの空模様で、晴れた日に見られる鮮やかな「阿寺ブルー」は、やや控えめ。それでも、雨で川が増水していたにもかかわらず、水はあまり濁っていませんでした。

水の透明度、川底の岩石、光の散乱や反射など、いくつもの条件が重なることで生まれる阿寺渓谷の美しい水の色。景色を眺めるだけでなく、「なぜ、このように見えるのだろう?」と考えることで、渓谷の楽しみ方がさらに広がりました。

少し増水気味でしたが、気を付けて河床にも降りてみました。
川原にある石たちにも、木曽の大地が形作られたヒミツが隠されています。
今回は、濃飛流紋岩と玄武岩を中心に、じっくりと観察しました。

一人一人、足元の気になる石を先生にお見せして、「○○岩だと思う!」と先生に申告?!
正解かどうか教えていただきます。緊張!笑!
種類だけでなく、その理由も含め、いつもながらに、大変丁寧に教えていただきました♪

2日間を通して雨でしたが、帰りのバスに乗る頃にやっと晴れてきて、ちょっとだけ鮮やかなブルーを見ることも出来ました!

今回の講座では、御嶽山の火山活動から、花崗岩の渓谷、川の侵食作用、林業の歴史、そして火山防災まで、木曽の大地を多面的に学ぶことができました。
木曽の大地について、個性豊かな実際の地形や岩石を観察しながらその成り立ちを考える、充実した2日間となりました。

ご案内、ご解説いただいた原山先生、山本先生。
そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
大変楽しい2日間となりました。
また、地質沼の世界でお会いしましょう~!

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