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クライミングトラブルシューティング研修

9月12-13日でスキルアップ研修会を開催しました。
今回のテーマは「クライミング時のトラブルシューティング」。

そもそも、クライミング時における「トラブル」とは。
怪我や事故などに至らないにしても、目の前に発生している煩わしい状況を解決できないと引くも進むもできない、という窮地に陥る場合もあります。

「下降支点に気づかずに懸垂を続けてしまって、気が付いたらロープ末端付近まで下りてしまった」
「セカンドクライマーがある程度登った時点で開始点のカムを回収し忘れたことに気づいた」
「初心者のセカンドクライマーがどうしても超えられないセクションがあるが、ボルト間隔が大きくA0でも上がれない」

今回は【基礎編】で個別システムの確認、【実践編】でシミュレーショントレーニングを実施しました。
2日間かけてステップを踏んで研修を行ったことでより理解が深まりました。

平場でシステムを確認することは容易ですが、荷重がかかり続けている実際のクライミングシーンでは、机上の理論では想定しきれなかった煩わしさに出会うことが頻繁にあります。トラブルシューティング中に別の小さなトラブルに遭遇する、なんてことはザラです。
今回の研修では、人工岩場で実際にロープにぶら下がりながら技術確認を行ったため、「あ、詰んだ」と思う瞬間もあったかと思います。
どんな装備があれば便利か、または最低限何を持っていればなんとか対応できるのかも、実際にやって初めて気づけるものです。
教科書では描き切れない煩雑さを、本番ではない場で経験し改善していく。そんな貴重な機会になりました。

特にトラブルシューティングやセルフレスキューなどの複雑なものは、長らくやっていないと忘れがちですし、かといってそれを使用するシーンも多くないのが現実です。そして非情ですが、現場で何かが起こって「どうすればいいんだっけ…」となってからでは遅い、というのも現実です。
高頻度でできないにしても、年に一度は振り返り、考え直し、実際に手を動かしてみる、という「定期健診」的な取り組みが、ロープワークのみならず、あらゆる登山技術に求められていると感じます。

備えがあっても憂いが尽きない山登りですが、だからこそ、せめてもの備えだけは日頃から整えたいと思うのです。

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