4回目の「シニア安全登山教室」の開催場所は、松本市と上田市にまたがる美ヶ原。
今回のテーマは、「地図と友達になろう~地図を読んで安全登山を~」です。読図の基本を学びました。
さわやかな秋空の下で行われた教室の様子を紹介します。
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まず、美ヶ原自然保護センター内にある立体地図模型で、尾根やピーク、谷、コル、斜面、凹地といった地形の特徴を理解します。
王ヶ頭目指して登りながら地形の確認。2034㍍の頂上からは、富士山がご覧の通り。
三角点の説明を聞いています。この三角点は、三等三角点です。
皆さん、地図アプリの使い方については関心が高いようです。
(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)が発行している、「登山ポケットガイド『ナヴィゲーション』」もテキストとして使用しました。今回の講師の方は、このポケットガイドの作成にかかわっている方です。
地図と地図アプリで現在地を確認しながら、武石峰(1973㍍)目指して進みます。遠くの稜線は、左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳ですね。
美ヶ原らしい風景!
講師からお話のあった読図の基本は、
①地図の整置(地図と実際の地形を合わせること)
②ナヴィゲーション(現在地の確認→先読み→ルート維持)
今回学んだことをこれからの登山に活かして、少しでも道迷い遭難が減少してほしいですね。
最後に、確認テスト。
「王ヶ鼻」はどの方向か? 指をさしてください!
皆さん、合格! 読図の基本がマスターできました。
今年度最後の教室は、守屋山(1650㍍)です。詳細はこちらから。