昨日、今日は、八ヶ岳で冬山の基本を学ぶ講習を開催!
お天気にも恵まれましたので、写真多めでお送りします。
直前まで雪が少なくハラハラしましたが・・・

前日に神様のプレゼントがあり、無事に白銀の景色の中で
開講式。

今回は、アイゼンやピッケルが初めて、という方も
参加できる講習です。アイゼンを付けるところから!

凍った道が初めて・・・という方もいて、初めは
ちょっと歩き慣れないのは当たり前!

途中、歩き方のコツや、装備の使い分けなどについても
各担当の講師から説明しながら歩きます。

こちらは、分岐での読図。
ルートを自分で決めて歩くことも多い冬山では、
読図技術が特に重要なのは言うまでもありません。

標高を上げるとともに、雪の量もアップ。

ふわふわの新雪に、気持ちも上がります↑↑

班ごとにそれぞれ、途中でアイゼンを装着。
慣れないと、ちょっと歩きづらくなりますが、
アイゼン歩行は今回のメインといってもいいでしょう。
しっかり練習をしましょう!!

この日は朝方冷え込んだものの、風もなく穏やか。
いきなり吹雪かれず良かった!(笑)

夕方前に無事に、黒百合ヒュッテさんに到着!
通年で営業してくださっている、居心地のいい小屋です。

小屋の中で、部屋案内を待っているときの一コマ。
美味しいご飯に、ふかふかのお布団。
暖かい小屋のありがたみが、一層分かりました!
明日はいよいよ森林限界上へ!
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翌朝。

お天気は下り坂予報ですが、朝は気持ちの良い青空。
しっかり準備を整えて出発です。

途中で現在地を確認しながら標高を上げます。

樹林帯を抜けると、一気に風が強くなります。
この講習の目的の一つに、冬山の厳しさを知るという
こともあります。
昨日は風がなかったようなので、今日でよかった!(笑)

岩場を登りながら振り返ると、まさに大展望!!
北アルプスが良く望めました。

岩の上は滑りやすいので、足運びは順調に。

休憩中は暖かい飲み物をとりつつ、あの山は・・・と
景色も楽しみます。時間がある班は東天狗岳まで。

東天狗岳からはさらに赤岳方面の展望も!

稜線は雪煙があがり、風が強いことが良く分かりました。

ところで今回の講習には、朝日新聞社の山岳専門記者・近藤さんが
同行されました。1月中旬頃の記事になるそうですよ。
(近藤さん執筆のコーナー「近藤幸夫の山へ行こう」はこちら)

下りはさらに注意しながら。
アイゼンをひっかけたり、滑ったりしないよう
気を付けて下ります。

歩行のコツだけでなく、行動中の注意点や装備など、
受講されている皆さんからも積極的に質問がありました。
その後、各班とも無事に黒百合ヒュッテさんに戻り、
一息入れさせていただき、名残惜しいですが下山です。

お世話になった小屋の皆さん!(Kさん電話中で残念!)
快適で楽しい&美味しい時間を本当にありがとうございました!!
また遊びに行きます!

昨日、初めてアイゼンで歩いた道を、今度は下りで。
とはいえ、下山の頃には皆さんだいぶ足運びが上達していました。

下山時も、ところどころで雪山の装備などについて
講師が説明しながら。
(Nさん、刺され役?ありがとうございました!(笑))

無事に、下山口に到着し閉講式。
下山してみたら、一番寒かったのがこの場所(笑)
(写真後の雪煙がお判りいただけますでしょうか・・・)
余りにも寒いので、ちょっと時間を早めて行いました。
講師からは、「これがあくまでスタート地点、これからたくさん
経験を積んで、雪山を安全にもっと楽しんでください!」
とのお話がありました。
2日間ご参加いただきました皆さん、熱心に指導してくださった
講師の皆さん、本当にお疲れさまでした!
また、白銀の山でお会いしましょう!

