ビバークとは緊急時における野営を指します。道に迷い、登山道に戻れなくなった場合、転倒してケガをして身動きが取れなくなった場合、救助が来るまでその場で待機する必要があります。また、コンディションが優れずにペースが上がらず、予定より時間がかかり過ぎて夜を迎えてしまうこともあるでしょう。地形によっては夜間行動は危険なため、朝まで動かず待つべき場合もあります。
危険な山登りはしないと考えていても、道迷いや転倒による骨折は、どんな山でも起こりえます。長い行程を歩く登山では時間切れによるビバークの可能性も高くなります。そのため、ビバーク技術は全ての登山者が身につけるべき、命を守る上での最重要な技術の一つであると言えます。
この講習ではビバークの判断やツェルトの張り方、ツェルトの応用を学び、安全な場所で実際にツェルト泊を体験します。
また登山に多いトラブルとして骨折や捻挫、低体温症、熱中症、脱水症などへの応急処置や搬送技術も併せて学びます。
この経験から得る知識と自信が、緊急時の際に大きな心の支えとなります。
登山を始めたけど、いざという時にどうしたらいいかわからない、ツェルトは持っているけど使い方が分からないという方は是非この講習を受けて、ご自身の登山をより楽しく安全なものに繋げましょう!





